2008年12月28日日曜日

ホワイトアウト。

27日は、JSCの練習日ではなかったのですが、やっと猪苗代がオープンすることになったので、自主練習を兼ねて様子を見てこようと、子どもを連れて上がってみました。

25日からの降雪+降雪機で滑れるようになったのがブナ平から下、中央ゲレンデ、東ゲレンデ。
旧町営エリア(西ゲレンデ、葉山ゲレンデ)とお馬返し、林間コースはクローズ。ミネロはすべてクローズでした。


ブナ平から見た猪苗代町内方面。

とりあえず、第3リフトしか動いてないので中央の緩斜面で2,3本アップした後、ハイフォーに乗って振り子を何本か滑り、葉山コースの様子を見に行ってみましたが、一応「滑走可能」になっているものの、新しい板の人は行かない方が絶対いいです。降雪後の道路を滑ってるのとあまり変わらない感じです。

あまりに寒いので、あかべこで休憩しているうちに第5リフトが動き出しました。降雪後、全く固めていないところがあるので、あかべこからリフト乗り場に行くのにも一苦労。
第5リフトで何本か滑っては暖をとり、また滑って、を繰り返したのですが、状況としては、寒い、見えない、雪が少ない、の3拍子揃ってしまいました。
吹雪だったので、降ってくる雪と、積もった雪が舞って下から来る雪とで上下左右から雪に囲まれる状態。
寒さと視界不良でやる気も半減、といった感じだったので早々に退散してきました。


ブナ平からお馬返し方向。

この写真は、「天気がいい」時間帯に撮影したものです。
吹雪にピントが合ってる感じもします。

今年中には全面オープンできそうな感じもあります。引き続きの人工降雪が必要でしょうけど。
自然降雪もちょっとは期待できそうな感じの天気予報です。


2008年12月22日月曜日

暖かい週末。

12月13,14日と20,21日は箕輪で練習でした。
20日、21日は何といっても暖かい週末でした。もうウェアーを脱ぎたくなるくらいの陽気です。(実際暑くて、脱いで涼みました)

練習中の画像はありませんが、所々土が出てきたところもあり、コース状態は良いとは言えません。
それでも、20日からAリフト(ベースから見て一番右側のリフトですね)が運転開始しましたので、主力選手はそちらで練習となりました。

私は1年生組担当でしたので、Aリフトから迂回コースでCリフト方面に廻ってロングコースノンストップ滑降やフォームチェックなどを行いましたが、何といってもお客さんの入りが多くて非常に混雑しており、小さい子の練習にはちょっと危険かな、といった場面も多々ありました。特に『遊びに来てるボーダー』が多かった気がします。ほかに行くところも限られちゃうので仕方のないところですが。

まあ、動くポールだと思ってトドくん・トドちゃんたちをかわすのも練習のうち、と割り切るのもアリです。


見ているのが可哀そうになるくらい雪がありません。


画像は20日の猪苗代スキー場の遠景。
振り子から下は残雪すらありません。ここ数日は全く雪が降らなかったので、増えるどころか減る一方です。

22日からの週は結構雪の予報が出てますので、期待を込めて待ちたいと思います。
深々と3日も降ればすぐ滑れるようになります。大丈夫です!


2008年12月8日月曜日

会津東ブロック合同練習会

今日は箕輪スキー場で行われた会津東ブロックの合同練習会に参加しました。

特別講師に森信之コーチ、三星佳代コーチをお招きしての大規模な練習会です。なんとも豪華。
子どもたちにとってトップのコーチに直接指導していただける貴重な機会です。
わたしにとってもトップコーチお二方の指導方法などを、(いわゆる「見て覚える」とか、「技を盗む」といったこと)勉強させていただけるまたとないチャンス。

自分はコーチ・子どもは練習、のはずだったのですが、地元の小学校でインフルエンザが流行して学級閉鎖に。本人は楽しみにしていたのですが、さすがに調子悪いらしく諦めたようです。
ということで、私のみの参加となりました。

午前中はクラス分けをして練習開始。
わたしは低学年の女の子班を担当させていただきました。
基礎は出来ている子たちでしたので、ノーストックで荷重移動の練習などをメインに行い、緩斜面では『動く雪合戦』を交えたりしながら過ごしました。

この『動く雪合戦』ですが、鬼役(わたしですね)が逃げて、子どもたちが雪ボールを持って追いかけて鬼に向かって投げつける、というもの。
遊びながら、緩斜面でどんな滑り方をすれば失速しないのか、が無意識のうちにできたりします。
雪ボールは必ず体の前でもってね、というルールも告げておくとよいかも。

あとは、10数えたら追いかけるから先にクローチングで逃げろ!触られたらアウトね!とかいうのも結構真剣に逃げるので緩斜の練習としては面白いです。

一見遊びでも、練習につながるようなメニューがいいと思うんですよね、この時期の子どもには。
個人差もあるのですが、もっと速くなりたいと真剣に考えるようになるまでは、飽きさせず、楽しみながら、というのが大事なんだと思います。
スキーを嫌いになっては何もならないわけですから。

午後からはクラス分けなしで全員一緒に練習。
午前中一緒に練習した子の様子を見ながら何本か一緒に滑りました。


みんな真面目に指導を受けています。


この写真はクローチングのレッスンを受けているところなのですが、午前中受け持った子たちも結構まともなクローチングができて、ほかのコーチ陣からも「結構うまいじゃない」的コメントが漏れ、とりあえずホッとした、というのが正直なところ。鬼ごっこがきいたかな?

最後の1本、いつの間にか低学年女子組と、森コーチ、三星コーチ、私を含めたほかのコーチ陣数名で大トレインに。麓まで降りてそのまま整列となりました。

楽しく練習できた1日だったと思います。
朝と比べて滑りが1段階上に行った子どももたくさんいました。

練習後にコーチの反省会があったのですが、私は諸般の事情で帰宅することになり、ご挨拶して箕輪を後にしました。

森コーチ、三星コーチありがとうございました。そして、選手の皆さん、コーチの皆さんお疲れ様でした。


2008年12月5日金曜日

2007 OfficeSystem クリップオーガナイザが使えない?


officeで文書を作成するときに、いわゆる『挿し絵』は重要かつ必須なことなのですが、
これがある日突然使えない!という事態が発生しました。

具体的に言うと、クリップオーガナイザの起動時にエラーが発生し、使えなくなるという状態です。
エラーメッセージは、

クリップオーガナイザ
操作を完了できません
インターフェイスが登録されていません
エラーコード 0x80040155


という内容。

色々調べてみると、http://support.microsoft.com/kb/302375/ja
クリップ オーガナイザを起動しようとするとエラー メッセージ "操作を完了できません" が表示される
にあるように
Microsoft Data Access Components のバージョンが古い時にこのような事態が発生する模様。

ですが、ここに書いてあるエラーコードとは違うし、バージョンチェックしてみると2.81ということで問題なし。

さらに調査続行。

で、たどり着いたのが、この現象は、コンピュータに存在する Ole32.dll ファイルが正しく登録されていない場合に発生することがある、という事実。
ということは登録しなおせばいいのかな?

・・・・・そうです。登録しなおせばよかったのでした。

詳しくは
http://support.microsoft.com/?scid=kb;ja;889885&spid=2488&sid=glob
Office XP プログラムまたは Office 2003 プログラムでクリップ アートを挿入しようとすると "Clipart cannot complete the operation" というエラー メッセージが表示される


に記述されている、 方法 1 :Ole32.dll ファイルを登録する を参照していただくとして、
手順としては、
  1. [スタート] →[ファイル名を指定して実行] →[名前] ボックスに regsvr32 ole32.dll と入力→[OK] をクリック。

  2. ole32.dll の DllRegisterServer は成功しました。 というメッセージが表示されたら、[OK] をクリック。


たったこれだけ。

最初、office2003とXPについての記述だし、どうかなぁ?と思ったりしたのですが(余計おかしくなる可能性も否定できないわけでして)エラーコードはずばりビンゴ!だったので、思い切って試してみた次第です。

結果、無事クリップオーガナイザが復活いたしました。
いやぁ、よかったよかった。


同じ悩みを抱える人たちのために、書き残しておきます!





2008年12月1日月曜日

足慣らし。


エンジェルストリート下部

昨日、今日(11月29,30日)と箕輪に行ってきました。
いよいよ来週からJSCの練習が始まるので、足慣らしのためです。

土曜日は、とてもいい天気。
朝一番は堅かったバーンもすぐに緩み、動くと汗ばむ陽気でした。
この日は、一番下の子どもを連れて、子どもの足慣らしをさせるのが主な目的。
半年以上滑っていませんから、少々不安もあったのですが、思った以上に滑れていました。
そういえば、昨シーズンの滑り納めも箕輪でした。


エンジェルストリート上部

続々とみんなが集まってきて、おのおの練習を開始。
息子を連れてきた同じクラブの方ともお会いしたりして、一気にシーズンムードが高まります。
やはり、今日が滑り初めと言っておられました。


ベースより。いいお天気です。

日曜日は打って変わってガスが掛かるお天気。
猪苗代は雨でしたが、R115ふたつ目の登坂車線からは雪に変わりました。
落下速度の速い雪(というか限りなく雪に近いみぞれ)がパラつく中、今日は自分の足慣らしです。
左足に障害があってどうしても右ターンの時踏めていないので、左右のバランスを気にしながらのチェックを行いました。
朝一番にリフトが動くのと同時に初めて、5本滑って一服してそのあと3本。
短期集中でみっちり足慣らしを行いました。

コース上部はかなりガスってちょっと危険を感じるほど。
怪我する前に早々に退散することにしました。

昨日・今日と、『練習』に来ている人がほとんどです。
よって、『練習』に来ている人はコースが狭くても慣れっこなのですが、
1リフト、1コースだけのオープンですので、初心者が滑れるところはありません。上部は緩斜面ですが、下は結構狭くて急です。『遊び』に来た人には辛いものがあるようです。
ご家族連れのボーダーパパがリフト係員に詰め寄っているシーンを目撃しました。
「え~、ここしか滑れないの!」といった内容です。

箕輪に『遊び』に来るつもりの人は、ホテル前が滑れるようになるまで、もうしばらく待った方が良さそうです。


2008年11月14日金曜日

MT ダイナミックパブリッシングにするとコメントが表示されない

これは、MT3系を使っていたころからの悩みの種なのですが、
ダイナミックパブリッシングを使用するとブログ記事のコメントのところだけ見事に消えてしまうのです。
管理画面上にはちゃんと表示されるし、コメント数もカウントされて増えているのに、肝心のコメント本文だけ表示されないときたもんだ。

スタティック出力にすると、ちゃんと表示されるのに・・・・・

色々試してみるも、いまだに解決せず。
で、スタティック出力に戻した次第。

MTに関しては、今までもいろんな「不具合」に遭遇してきたけど、
Webで調べてきては、あちこちいじくりまわるという原始的な方法で解決してきました。
(一部は記事にしております)

この問題も解決したいのだけれど、ちょっと「行き詰まり感」がちらほらと。

と、いう訳で、対応策をご存知の方、ぜひお知恵をお貸しくださいませ。



この件に関しては、現在も継続調整中です。
よって、動作と表示などの確認調整用のテストコメントの出現・ダイナミック、スタティック切りかえに伴うにコメントの表示、非表示など、お見苦しい点はご了承ください。


2010/07/17追記
現在、ダイナミックパブリッシングテスト運用中ですが、コメント機能は正常に動作しているみたいです。
それで、ヒントと言うか、ちょっと気が付いたことがあるのですが、ダイナミックパブリッシングで出力すると、コメントタグがうまく出力されないみたいです。その結果、ソース中にコメントを入れてあると、その前後とか、コメントタグ以降のソースが出力されずに、結果、ブラウザで表示するときにエラーになる、という感じがあります。
あと、スタティックだと有効なソースが、ダイナミックだとエラーになったりとか。全くいじってないのに、ダイナミックにするとエラーになったソースがあります。Java Script関連です。
いずれにしても、原因を理解してないので、なんとも言えませんが。


2008年11月13日木曜日

MT4.2 CAPTCHAの不動作回避策。

MT4.2でコメントの承認に使われるCAPTCHA画像が表示されない不具合に遭遇した人も多いことでしょう。私もそのひとりでございます。
回避策として、以下にまとめておくことにします。

1
Perlモジュール
Crypt::DH
Crypt::DSA
Image::Magick

が導入されていること。

2
mt-config.cgi内に、
CaptchaSourceImageBase /home/******/******/www/htdocs/mt-static/images/captcha-source
など、images/captcha-sourceへのパスの記述があること。
(CaptchaImageSourceBaseではないので注意する)

3
MTの設定→登録/管理、コメント等で適切な設定がされているのが前提です。

  1. 登録/管理 で認証方式は「認証なしコメント」のみチェック。

  2. コメント設定の表示オプション でCAPTCHAプロバイダは「Movable Type既定」を選択。


4
CAPTCHA画像が表示されるべき所のリンクがデッドで画像が出ない場合、その画像部分のプロパティを開いて、URLをコピーし、直接アドレスバーに入力した場合、以下のようなエラーメッセージが表示されることがあります。
Can't locate object method "Blur" via package "Exception 415:
Postscript delegate failed `/tmp/magick-XX6Ui17y'"
(perhaps you forgot to load "Exception 415:
Postscript delegate failed `/tmp/magick-XX6Ui17y'"?)
at lib/MT/Util/Captcha.pm line ***.


この場合、利用しているサーバーで、ImageMagickのGhostscriptパッケージが導入されていない可能性があります。管理者に相談してみてください。

5
Captcha.pmの一部変更
(MTインストールディレクトリ) / lib / MT / Util / Captcha.pm の187行目、

my $im = $imbase->Montage(geometry => $geometry_str,
tile => $tile_geom);


を削除して、

my $im = $imbase->Append(stack=>"");


を挿入。


ここまでやれば大丈夫だと思うのですが、いかがでしょうか。




2008年11月8日土曜日

MT4.2 画像のポップアップウィンドウのカスタマイズ方法。

ポップアップウィンドウのスクロールやリサイズを有効にする方法として、以前のMT3系ではCMS.pmのポップアップウィンドウ生成部分(3.2 では3600行目あたり、3.3b2 では4700行目辺り)の

scrollbars=no




scrollbars=yes(または1)


に変更し、さらに、スクロールバーを表示する設定にした場合、スクロールバーが画像にやや被ってしまうのを回避するために、上記修正場所の少し上の行、

my $link = $thumb  


で始まる行の上に

$width += 17;


を書き足す方法が知られていました。
��詳細は、「小粋空間」さんの、画像のポップアップウィンドウをカスタマイズするhttp://www.koikikukan.com/archives/2006/06/24-015315.phpを参照)


MT4系ではこの方法は使えません。
いくらCMS.pmを検索しても、この部分は見つかりません。

では、どこにあるのかといいますと、
画像ポップアップウィンドウを生成しているファイルは、MT \ lib \ MT \ Asset \ の中にある、Image.pmです。

ということで、ここをいじるとポップアップウィンドウのカスタマイズが可能になります。

Image.pmの310行目付近

q|<a href="%s" onclick="window.open('%s','popup','width=%d,height=%d,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false">%s</a>|,

(アンカータグは全角文字にしてあります)



q|<a href="%s" onclick="window.open('%s','popup','width=%d,height=%d,scrollbars=1,resizable=0,toolbar=0,directories=0,location=0,menubar=0,status=0,left=0,top=0'); return false">%s</a>|,

(アンカータグは全角文字にしてあります)

に書き直します。(1=yes、0=noですので、どちらの表記でもかまいません)
上記例だと、スクロールバーのみ表示、リサイズ不可です。

さらに、その少し下の行、


$asset->image_width,
$asset->image_height,




$asset->image_width +17,

$asset->image_height +25,


に書き直します。(+数値は適当に変更して調整してください)

これで、MT3系で行ったカスタマイズと同じ状態が作れます。

(自分の環境でしか試してませんので、果たしてこれで正解かどうかは不明です(^_^;) )


もっとも、現在は格好いいプラグインがありますから、あえて標準のポップアップを使わなくてもいいのかもしれませんが。



2008年11月4日火曜日

Racing - 赤埴山周辺。

昨夜は猪苗代町内であるぱいんSCの総会がありました。




で、一夜あけまして、猪苗代スキー場方面(赤埴山)の風景です。
数日前には磐梯山頂付近は初冠雪したそうです。
赤埴山はまだ冠雪、積雪はありませんが、雲の笠をかぶっていました。

いよいよ、今シーズンもあとわずかで始まります。


2008年10月20日月曜日

MT4.2登場。

今現在、問題なく動作していればあえてアップグレードする必要もないでしょうけど。


2008年10月15日


[重要] セキュリティアップデート Movable Type 4.22 の提供を開始


Movable Type ユーザーの皆様



Movable Type の管理画面において、クロスサイトスクリプティングによる脆弱性が確認されました。この問題に対処するため、Movable Type の修正バージョンを公開致します。脆弱性の修正バージョンとなりますので、アップデートを強く推奨致します。




対象のバージョン



  • Movable Type 4

  • Movable Type 4 Enterprise

  • Movable Type 4 Community Solution

  • Movable Type 4 (Open Source)





脆弱性の内容



  • アプリケーション管理画面の一部において、適切に入力エスケープされないため、クロスサイトスクリプティングが発生しうる


この脆弱性への対処を行った修正版 (Movable Type 4.22) を提供します。





修正版の提供


次のバージョンを修正版としてリリースします。



  • Movable Type 4.22 (Open Source)

  • Movable Type 4.22 (Professional Pack, Community Pack を同梱)

  • Movable Type Commercial 4.22 (Professional Pack を同梱)

  • Movable Type Enterprise 4.22


ダウンロードは、ユーザーサイトまたは、ダウンロードサイトより行ってください。



ダウンロードするパッケージのファイル名や、製品管理画面内でのバージョン表記については、次の表を参照ください。
































製品名ファイル名管理画面のバージョン情報
Movable Type 4.22 (Open Source)MTOS-4.22-jaMovable Type version 4.22-ja
Movable Type 4.22 (Professional Pack, Community Pack を同梱)MT-4.22-ja Movable Type Pro version 4.22-ja :: Community Pack 1.6, Professional Pack 1.2
Movable Type Commercial 4.22 (Professional Pack を同梱)MT-4.22com-jaMovable Type Commercial version 4.22-ja :: Professional Pack 1.2
Movable Type Enterprise 4.22MTE-4.2-jaMovable Type Enterprise version 4.22-ja :: Community Pack 1.6, Enterprise Pack 1.1, Professional Pack 1.2



http://www.sixapart.jp/movabletype/news/2008/10/15-1400.htmlより引用



この私も、アップグレードの結果、微妙な不具合から一部解放されました。
でも、以前にはアップグレードして失敗した!ことも多々あります。

いじり甲斐があって面白いのだけれど、重いです、やっぱり。(私比)



2008年8月2日土曜日

住宅ローン金利動向2008年8月

まず、ここ数カ月おなじみの表をご覧ください。

数か月連続で上昇中だった住宅ローン金利ですが、指標となる長期金利の緩やかな下降傾向を受けて今月は0.1%から0.05%程度、わずかですが下がったようです。
とはいえ、6月の金利よりは高く、7月の金利よりは低い、という微妙な動きです。

6月から7月は0.15%~0.20%程度一気に上昇してしまいましたが、その半分程度は金利が下がった形です。
7月に新規で融資を実行された方には何とも悔しい結果となりました。

住宅ローン金利の指標となる長期金利の7月の動向です。



高金利で推移した6月末からじわじわ下がり始め、一度上昇傾向も見せましたが、その後はまた低金利での推移となっています。
この傾向を受けて、8月の長期金利の推移としては、たとえ上がっても1.75%程度ではないか、つまり、9月からの住宅ローン金利も7月の金利と6月の金利の中間で推移するのではないか、というという予測がなりたちます。

ということは、9月に入っても、金利据え置きか、上がったとしても小幅な金利上昇かと思われますが、さらにその先となるとやはり不透明ですので、各自、慎重な『読み』が必要になってきます。

長期金利についてのお勉強をしてみたい、という方は続きをどうぞ。



長期金利についてのおさらいをしておきたいと思います。

長期金利を左右する「予想」
長期資金の需要・供給は、具体的にはどういった要因に影響されて、長期金利を形成するのでしょうか。
 いろいろな要因がありますが、重要なものの1つが将来の短期金利の推移や物価変動(インフレ、デフレ)、長期資金を投じて行う設備投資の収益などについての「予想」なのです。
「予想」がどのようにして長期金利を左右するのか、1つの例をお示しします。
皆さんの手許に、10年位は使わずに取っておこうと思っているお金があって、これを10年満期の債券に投資するか、それとも1年物定期預金を10回繰り返すか、を思案している時のことをお考え下さい。
── なお、ここでいう10年の債券については、今売られている10年国債のように、10年間の毎年の利息が確定している、つまり、発行されてから他の金利がいくら上下してもその債券の利息は不変、そういうもの(固定金利の債券)を想定して下さい。
まず、現在、債券の利息は年2%で、1年物定期預金金利が1%とします。
どちらに投資するかを決めるに当たっては、途中で換金しなければならない時の手軽さや金融機関店舗までの距離なども関係するでしょうけれども、大きな要因の1つが10年間の利息はどっちが多いか、であることは間違いないですね。
ここではこの点に絞って考えることと致しましょう。
 ここまでポイントを絞ってもまだ色々なケースが考えられますが、次のような2つのケースだけを取り出して比べてみましょう。
(1) 今後10年間は大したインフレも起こらず、世の中の金利は安定していて、1年物定期はほぼ間違いなく2%以下で推移すると予想される場合(物価安定予想のケース)
((2) 今後インフレが始まって、1年物定期預金金利も数年後には例えば7%位まで上がると予想される場合(インフレ昂進予想のケース)
 さあ、皆さんは、どちらの場合に債券で貯金しようと思いますか。
(1)の物価安定予想のケースなら、ほぼ間違いなく、毎年、債券の利息(2%)の方が定期預金の利息より多いですね。
他方、(2)のインフレ昂進予想のケースでは、定期預金の利息(もしかしたら7%)の方が債券の利息より多い年もありそうですね。
そうなれば、(1)の場合の方が債券がよく売れる(=長期資金の供給が多くなる)でしょう。
 つまり、物価安定予想が支配的な時の方が、債券がよく売れて高い値がつく、すなわち、長期金利は低いのです。
逆に、インフレ昂進予想がある時は、債券が売れないから値が低い、すなわち長期金利は高いのです。
このように、長期金利は、今後の長期間にわたるインフレ、デフレや短期の金利に関する予想(金融の専門家は「予想」の代わりに「期待」という言い方をします)などに大きく左右されます。
「インフレ期待は長期金利を高くする」、「物価安定期待は長期金利を低くする」、「設備投資の期待収益率が上がれば長期金利も上がる」ということです。
 ここで大変大事なことは、長期金利というものは、(2)のインフレ昂進予想のケースのように(まだインフレになっていないのに)「予想」(期待)が変化した時点で「直ちに」変動するということです。
すなわち、長期金利には、将来の変化を先取りする性質があるのです。
 ですから、長期金利をコントロールしようとする場合、そうした試み自体が人々の「予想」(期待)を変えるか変えないのか、慎重に見極めなければなりません。
 また、長期金利の動きをよく見て、それが将来のどういう変化を先取りしているのか、どういう「期待」を「市場」が持っているか、を考えることが大切であるとも言えるわけです。
日本銀行【長期金利の決まり方......将来の「予想」が大事(http://www.boj.or.jp/type/exp/seisaku/expchokinri.htm)】より引用

専門家でも非常に読みずらいことですので、我々素人の予想なんて限界が低いのですが、
それでも仕組みを知っているのと知らないのではかなり違いますからね。
借金しないで済む人たちが羨ましい限りです・・・・・

2008年7月3日木曜日

住宅ローン金利動向2008年7月

ここ数カ月連続で上昇中の住宅ローン金利ですが、7月もまたまた上がってしまいました。

住宅ローン金利の目安となる長期金利の動向としては、6月中旬まで一時1.9%に迫る水準で移行していましたが、その後はじわじわと下がり、7月に入ってまたゆるやかな上昇模様となっています。
長期金利が下降気味なのに、住宅ローン金利は上昇しているわけです。
金利動向の目安として、この数カ月は同じ銀行をウォッチングしているわけですが、
目につくのが都市銀行、地方銀行の金利差が以前より少なくなってきた、という点です。
つまり、地方銀行のほうが金利の上げ幅が大きい、ということです。

金利比較の例として挙げている地方銀行Bの金利を見てみると、3ヶ月で0.5%以上の利上げですから、申し込みと融資の実行時期がずれてくると当初の返済計画を見直さなければならないような事態です。

これから新規でローンを申し込むのであれば、極端に言って『こんなもの』と思ってしまえばそれまでなのかもしれません。
返済計画も今の金利水準で考えることになるからです。

困るのが、数年前に新規で短期の固定金利選択型を利用して1%台の超低金利で借りて、この時期金利見直しを迎えた人です。金利見直しをしたとたんに一気に返済額が上がってしまいます。これでは返済計画が大幅に狂ってしまいます。

固定期間終了後の金利見直しを行わない場合には、自動的に変動金利に移行するパターンがありますが、
変動金利の見直しは毎月ではなく、年2回ですので、次の金利見直しがある10月くらいまで一度変動金利に移行して、模様眺めをするのも悪くないかもしれません。
ただし、金利が今のまま上昇を続けると、いずれは毎月の返済額が大幅にアップしてしまいますから、覚悟は決めなければいけません。



2008年6月7日土曜日

いつのまにか携帯電話。

携帯電話が日常的に一般的になって久しい今日この頃です。
中学生とか、高校生とか、そんな時代に携帯があったらもっと人生変わってただろうなー、なんて、
そんなことを考えていたら、ちょうど素敵なタイミングで、「ほぼ日刊イトイ新聞」(ほぼ日)のうっかり防止隊メールが届きました。これが面白い。確かにそんな覚えがある!甘酸っぱい青春の思い出というか、ほろ苦い思い出というか。

名作なので、敬意を表したうえで、2008/06/04号から引用させていただきます。



たとえばみなさん、携帯電話がなかったときのことを覚えてます?
なかったでしょ、携帯電話。なかったんですよ、携帯電話。

もう、日曜日のデートに遅れたりしようもんなら、ヤバい! 超ヤバい! どうしようもない! とにかく走る!みたいな感じだったんですよ。

「わりー、本屋とか入っててー」とかあっさり電話できるわけじゃなかったんですよ。



そうそう、とにかく、外出しているときに連絡する手段が乏しかったわけで、
みんなあの手この手で連絡を取り合っていたわけですよ。
片方が必ず電話があるところにいて、(たとえば喫茶店ね)後から来る人がそこに電話して取り次いでもらったり。

そういえば、携帯電話を持ってなかった時代に、東京に出張に行ったっけなぁ。
先方となかなか連絡取れなくて。新宿駅の北口と南口を間違えて。
とにかく、先方と連絡する手段が公衆電話しかなかったわけですからね。しかも、先方の担当者もずっと会社にいるわけじゃないから何段階も次々に電話をかけて相手を探したり。伝言ゲームじゃないんですから。今考えると、すごい時代です。



高校時代なんかは、デートの約束をするにも、一苦労だったわけですよ。
だって、彼女が携帯電話を持ってませんからね。家に電話して取り次いでもらうしかないですからね。

電話して取り次いでもらうにしても、頃合いをうまく見計らわないと、兄貴が出たりするわけですよ。
「はい、クサカベです」なんつって野太い声で兄貴が出たりするわけですよ。

あのね、こっちとしてはね、お母さんが出たときのことはシミュレーションしてるけど、兄貴が出たときのことは考えてないわけですよ。

一瞬、間違えたかな? って思うわけですよ。
でも、「クサカベです」っていうから、苗字は合ってるわけですよ。

で、「うわ、兄貴だ」って思った瞬間、思わず受話器(受話器ってのも懐かしいですね)をガチャンと置いて切っちゃいそうになるんですけど、それやっちゃうと、つぎが、かけられなくなるじゃないですか。

なぜつぎがかけられないかというと、何食わぬ顔をして5分後とかに「永田ですが、ミヨ子さんお願いします」ってかけたとしても、バレバレじゃないですか。

5分前に無言で受話器置いたやつは永田ってやつだなって、兄貴にもろバレじゃないですか。

だから、予定外に兄貴が出たとしても、受話器(受話器って今はあんまり言わないよね)をガチャンと置いて切っちゃうわけにはいかないわけですよ。

だから、努めて冷静に、「ナガタと申します」かなんか言うんだけど、裏返っちゃうでしょ、声? ひっくり返っちゃうでしょ、声?「ひゃガタと申します」とかになっちゃうでしょ?

うわー、裏返ったー、とか思いながらも、そこでガチャンって受話器置くわけにはいかないんですよ。

なぜかっていうと、それはさっき説明したじゃないですか。
だから、もう、動揺する心を悟られないようにグッとこらえて、「ミヨ子さんいらっしゃいますか」って言おうとするんだけど、どういうわけか、名前が出てこなかったりするわけですよ。

動揺してますからね。声、裏返ってますからね。真っ白ですからね。
ええと、落ち着け落ち着け落ち着け‥‥と思いながら思い出そうとしてると「え?」とか訊かれるわけですよ。兄貴から。野太い声で。

そりゃそうですよね。名乗ったまま、黙ってるんですから。
うわ、もう、どうしようとか思って、慌ててたら、なんとか、うまくつなぐ言葉を思いついて「い、妹さんお願いします」とかって言うわけですよ。

そしたら電話口の相手がちょっと黙って「あの、娘は今いませんが」とかって言うわけですよ!

親父だったんですよ! 兄貴じゃなくて親父だったんですよ!




兄貴、親父も強敵でしたが、「弟」にも何かと縁があったっけなぁ。

このドキドキ感って、電話をかける側にも言えることで、自分ちでありながらちょっと余所余所しい感じになっちゃったりします。おふくろとか兄弟とか、聞かれるとまずいわけですよ。

10円玉をいっぱい持って近所のタバコ屋まで電話しに行ったっけ。あの赤い電話です。知ってますか、赤電話。10円しか入らない赤電話。
当時、テレフォンカードもなかったですから。小銭が切れたら通話終了な赤電話です。

当然ダイヤル式。
最近の子どもはかけ方解らないらしいですよ、ダイヤル式の電話。
受話器も懐かしい響きだけど、ダイヤルもかなり懐かしい。

でも、誰が出るかわからないというのは、コミュニケーションをうまくとる勉強にもなっていたような気がします。目的の人にたどり着くまでの会話っていうのがあったわけですから。
それがない今、きっと若い世代の人たちはコミュニケーション不足なんだろうと思います。

「そんなことないよ」って言われるかもしれないけど、メールじゃなくて、肉声での「会話」っていう面では確実に不足しているはずです。挨拶できないとか、愛想がないとか、そういうマイナス評価の源になっているのではないでしょうか。

便利になりすぎるといろいろ弊害があるのも事実。でも、いったん便利になったらもう後戻りはできませんし。

直接目的の人といきなり会話できる、ってすごいことなんですよ、本当は。



2008年6月3日火曜日

住宅ローン金利動向2008年6月

前回のコラムで書いた、住宅ローン金利の続報です。まず、下の表をご覧いただきたいと思います。

やはり、固定金利選択方式の金利を大幅に上げてきました。

比較的金利が低い地方銀行でも0.4%上げてきましたので、3年固定の金利がついに3%の大台に乗ってしまいました。昨年夏以来、やや下がっていた金利ですが、長期金利の上昇を受けて、ここ数カ月は連続上昇。

予想していた事とはいえ、結構ショッキングーな数字です。

などと、ふざけている場合ではありませんね。


債券市場で長期金利が急ピッチで上昇している。インフレ懸念に加え、米国の低所得者向け高金利型住宅ローン(サブプライムローン)問題に端を発した信用不安が一服し、投機マネーが株式市場などに回帰しているためだ。ただ、長期金利の上昇で住宅ローン金利は昨夏以来の水準にまで上昇。家計や企業の負担が増すことで景気を下押しする懸念も出ている。

http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/080602/fnc0806021957012-n1.htm

MSN産経ニュース「インフレ懸念、家計や企業負担ズシリ 長期金利が急上昇」より引用





住宅ローン利用者には高い金利で貸し付ける構図が浮かんできた形です。個人利用者は銀行にとって「いいお客さん」なんですね。
今は借りないほうがいいのか(そういう訳にもいかないのが辛いところですが)、それとも今のうちに借りてしまったほうが賢明なのか、悩むところではあります。もしこのまま同じ上昇率をたどるとしたら、あっという間に4%台に突入するわけですから。
今月は、変動金利の金利見直し月ではないため、2.875%という数字は変わっていません。
変動金利は4月と10月見直し、という銀行が多いようです。
2008年4月は前回から変動がなかったように記憶しています。でもでも、2008年10月には間違いなく3%台に上昇するはずです。
10月に、いったん金利の上昇が落ち着いていれば、10月までは変動で、それ以降は固定金利選択方式に見直す、という考え方もありますが、見通しはかなり不透明です。3.5%超えも目前かと思われます。
債券が売られると、債券に対する需要が落ち込むため、より高い利回りが必要になり、長期金利の上昇につながる。市場では「長期金利の2%超えはすでに射程内」(大手銀行幹部)との声も聞かれる。
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/080602/fnc0806021957012-n1.htm
MSN産経ニュース「インフレ懸念、家計や企業負担ズシリ 長期金利が急上昇」より引用

3年前の6月にとりあえず3年固定を選択して返済をスタートし、今月初めての金利見直しをされた方は毎月の返済額が一気に上がってしまいます。
この辺が、前回書いた懸念なわけで、「金利見直しが来るタイミングでの長期金利の水準」をある程度予想しての「勝負」がいかに大切かがお分かりいただけると思います。
素人が予測できるほど簡単なものではないのですが。

2008年6月1日日曜日

すばらしきこと。

たまたま、すごい演奏を発見したので、埋め込むことにしました。
YouTubeへの投稿自体は結構前なんですが。

何といっても、選曲がいいです。
子どもから大人まで、みんな知ってるあの曲ですから。











2008年5月23日金曜日

住宅ローン金利展望

今日のコラムは、今後の住宅ローンの金利を勝手且つ大胆に予測。

何しろ、借りる額が大きいので、たとえ0.1%でも気になる住宅ローン金利。
2008年4月・5月と金利は上昇し、6月も上がる様相だ。

世の中、そんなに景気が良くなった感じもしないし、『サブプラ』問題で金利を上げたくても上げられない状況のはずなのに、住宅ローンだけは着実に金利上昇中。なぜ?

住宅ローン金利というのは、長期金利を基準としていて、長期金利が上昇すればそれを基準とする住宅ローン金利も上昇する、といったことらしい。


例えば、日本の住宅ローン金利。金融機関は今月初めに金利を一斉に引き上げ、6月もさらに上げる気配だ。3000万円のローンなら、1%も上昇すれば年間30万円負担が膨らむ。理由は住宅ローン金利の基準になる長期金利の上昇である。

http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/080521/fnc0805210305003-n1.htm 
【経済が告げる】編集委員・田村秀男 現代版アリとキリギリスより引用。



ではなぜ長期金利が上昇するか、ということになると


なぜか。「日本の国債相場をリードしているのは、実は米国のヘッジファンドなど大口投資家です。インフレ懸念というのはあくまでも後付けの理屈にすぎない」と大手証券のベテラン債券ディーラーが打ち明ける。ヘッジファンドなどはサブプライム危機後、株式を売って安全資産として日米の国債に資金を移した。パソコンの売買プログラムでは日本の国債保有比率を固定している。米株式不安が少し和らぐと米国債から株式に投資先を切り替えるが、キーボード操作ひとつで自動的に日本の国債も売ることになる。

ヘッジファンドに大口資金を融通しているのは日本の金融機関である。銀行などは、住宅ローン以外は国内での貸し出しに消極的だ。預金の運用先を国債とヘッジファンドに振り向けている。その国債相場を動かすヘッジファンドにつられて、日本国債を慌てて売る。米国債が売られると日本国債はそれ以上に売られ、相場が急落し、利回り、つまり長期金利が急上昇し、結局住宅ローンを借りる日本の一般消費者にツケが回る。

http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/080521/fnc0805210305003-n1.htm 
【経済が告げる】編集委員・田村秀男 現代版アリとキリギリスより引用。


結局のところ、取りやすいところから取る形になっているような気がしないでもない。

最近、銀行が3年固定(変動金利の3年固定金利選択)などの短期固定選択型を勧めるケースが多いと聞く。
確かに、金利的には一番低くなっているため、一見「お得」な気がしてくる。

でも、借りる側に有利な条件は、貸す側には不利なはず。
住宅ローン利用者が得をすれば、銀行は損をするはず。
それなのに、借りる側が一番お得な「3年固定」をなぜ勧めるのか、の裏を考えてみた場合、あるシナリオが見えてくる。あくまで推測・予測の域を出ない話ではあるが。

そのシナリオとは、つまり、銀行では、3年~5年後に金利上昇のピークが来ると予測しているのではないか、ということ。

3年後に金利が上昇していれば、否応なしにその金利で「金利見直し」をせざるを得ないのだ。
今現在、一番「お得」だからといって3年固定で借りても、それは最初の3年間「お得」なだけ。
その後も3年固定を選択していけば、3年後、6年後(3の倍数ですね)に「金利見直し」があるわけで、最初の金利見直しタイミングで3年固定4.0%なんてシナリオも考えられなくもない状況なのである。

はっきりいってギャンブル的要素がかなり強いのだが、3年後、6年後にドカーンと支払額が増えてしまう可能性は結構高いと思われるので、長期にわたる安心代込み、といった考え方で10年固定で勝負に出る価値は十分あると思う。

たとえば、仮に3年の固定選択型の金利を2.1%、同じく10年固定の金利を2.7%として、今現在の金利差で3年固定と10年固定を比べた場合、3年固定の金利が3年後に2.7%、6年後に3.0%に上昇すると10年間での返済額はほぼ同じ。
そして、3年固定の金利が3年後に3.3%、6年後に3.8%にまで上昇すると、結局10年固定のほうが総支払額は「お得」になってくる。

勝負の分かれ目は、3年固定の金利が、3年後に現在の10年固定と同等まで上昇するかどうか。

あくまで個人的な「予測」ではあるが、伸るか反るか、答えは3年後。