2005年1月21日金曜日

車を運転してると何故か憤激しやすい。

前々から思っていたことですが、車の運転をしているときって、何故か他の車の些細なことに対して寛大になれない、というか、怒りっぽくなるような気がします。



どうしてかな、と色々考えてみました。例えば、追い抜きを例に。



歩行者同士で「追い抜く」としましょう。

この場合は、よほどの人ごみの中でもない限り何の問題もなく、すうっと抜いて前に出られますよね。

抜かれたからって頭にくるわけでもなし。抜いたからって勝ち誇るわけでもなし。

これがクルマ同士だとどうなるか?



追い越し禁止だったりする、対向車は来る、と色々制約がある上に、

抜いたほうはともかく、抜かれたほうは面白くない、頭にきた!という状況に。



歩きだとなんでもない事が、クルマに乗った途端にトラブルの火種に。



これって、もともと人間の移動速度とか、生物としての運動特性、プライベートなエリア(これ以上近づかないで!っていうギリギリの半径)とかに密接に関係してるのではないでしょうか。



歩きだと直角にも曲がれるし、止まったり走ったり避けたり自由自在ですよね。

車だとそうは行かない。ちょっと隙間が出来たからって、ロケットのような加速で抜けるわけでもない。

直角に体をひねって隙間から前に出られるわけでもない。

かといって遅いわけではなく、通常の能力を超えたスピードで走っているわけでして、

遅いんだったらクルマに乗る意味はないし、そういう機械を操縦していること自体がストレスの発生源といえるのではないでしょうか?



生身だとなんでもないことに対して制約を受けつつも、生身では考えられない速度で移動している。

この辺に鍵がありそうな気がします。



つまり、人間の能力を超えた状況の中ではストレスが発生しやすい、とも言えるのでは。



もっと余裕を持って運転したいものですが、それにしてもちゃちな車にはつい泣かされます・・・



うたまっぷより。



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