ミクさんのチューン。

久しぶりに、土日連休となりまして。一日みくみくな感じになってしまった土曜日。

本日のネタは、やっと時間に余裕ができたMMD初心者の私が、前々から気になっていた庭の梅の木を思い切って剪定したり、家の掃除をしたりとか、そんなことをひと通り済ませてから、このところ夢中になっているMMDとPMDエディタのお勉強ということで、ミクさんの改造に取り組んだのですが、さて・・・
というお話。

思い通りの結果を得るのは、なかなか難しいですね。

とりあえず、カラーチューンだけなら要領を得ましたので、これは結構出来るようになりました。
で、茶髪ミクさんの衣装を、紫っぽい感じにチューンしてみました。

パッケージイラストっぽいポーズで。

簡単に言えば、テクスチャの元ファイルをPhotoshopなどで編集して、色を変更してあげればいいということですね。
これはなんとなく板についてきた感じ。

塗り絵感覚でお楽しみいただけます。

では何が難しいのかというと。
ふたつのモデルデータを改変して、いいとこ取りの違うモデルに仕立てる、いわゆる『ニコイチ』。

『こんなことで難しいとか言うな！』というお叱りを受けそうですが、
初心者なりに結構苦労したので、次の機会を見据えて、自分自身でも忘れないように、と。

以下、超初心者の方のみお進みください。諸先輩方には笑われそうですので。



なぜ今回ニコイチ作業が始まったのかというと、とある理由から（別にやらしい理由じゃないですよ。最後に明かしてます）ちょっと思い立ちまして、マッパのミクさんを作ってみようかと。

で、Lat式の頭部と、水着姿のミクさんを使用して、ヌードなミクさんを作ってみました。

お借りしたものは、おなじみLatさんの『Lat式ミク』と、くらうちさんの『愛升式Tバックビキニミク』。

前回のニコイチ作業では、リンさんのモデルデータは同じulaさん作のものをお借りしましたので、色とか大きさはほとんど同じでして、その辺をすり合わせる作業は必要なかったんですけど、今回は全く違うモデル同士をくっつける、ということで、前回は必要なかった作業、『色合わせ』と『サイズ合わせ』が必要になってきます。

とりあえず、通常目に見えている部分である『素材』のチューンは問題なくできました。

手順としては、Lat式の頭部と肩の素材のみを残して、肩の部分をTBミクさんの首に合うように整形。TBミクさんには水着を脱いで頂きまして、身体部分のみを使わせて頂きます。

そして、肌の色が全く違うので、これはテクスチャファイルをPhotoshopで修正。必要であれば肌の色以外もチューンして自分の好みに仕上げます。

この段階で、使わない部分の剛体とジョイントは削除しておきまして。

ひとまず合体してみます。見た目には自然な感じなのですが、これをMMDでテストすると、首から下だけが動きまわってしまい、エライ事に。
ほとんど妖怪です。

これはなぜそうなるかというと、違うモデルの場合、基本的にボーン構造が違うので、ボーン同士の親子関係が破綻するからなんですね。（で、表現的にはあってますかね？言いたいことはわかっていただけますか？）

ミクさんたちの骨は、『すべての親』とか、『センター』なんていうボーンから始まって、上半身、下半身それぞれの方向へ親子関係が構築されているんですが、この辺のボーンの名称がモデルによって若干違っていたり、ボーン自体があるもの、ないものもあるので、ただくっつけただけではダメなんですね。

首から下が動いた時に、頭も同じく動くようにしないといけないわけなんですね。

それで、このへんの作業は素人なので、ちょこっといじってはMMDで動作テストをして確認という原始的な作業が続きます。

よく理解しないで遊んでるとこういうことになりますね。
家電関係を説明書読まないで使ってるような感じです。
わかってる人にとっては全く無駄な作業なんでしょうけど。

それで、センターボーンからの流れを見なおして、頭部、身体部それぞれ残すボーン、削除するボーンを見極めます。
その時に、ボーンリストで親子関係と上下関係を修正します。これが結構大事です。
これがちゃんとしてないと、MMDが強制終了します。

気をつけないといけないのが、準標準ボーンを追加してあるモデルは、上半身2ボーンというボーンが追加されている点。

今回のニコイチチューンを例にすると、もともと、Lat式には『すべての親』と『上半身2』ボーンはなく、首ボーンは、上半身ボーンを親としています。

TBミクさんには上半身2ボーンがあります。ですから、合体させたあと、首ボーンが上半身2ボーンを親とするように書き換えないといけない訳ですね。

そしてなおかつ、ボーンリストの上下関係が狂ってしまっておりますので、正常な状態となるように書き換えなければなりません。

合体させた時に妖怪みたいに首から下だけ動きまわったのはそんな理由のためだったんですな。

このボーン関係の仕組みをを理解するのに時間がかかってしまいましたが、実戦重視なので仕方ありません。いつものことっす。次は大丈夫っす。きっと、たぶん。

最終的に、妖怪ミクさんの頭がちゃんと身体と一緒に動けるようになったときはすごい達成感がありました。
ま、対象はマッパのミクさんですが・・・

ちなみに、完成したミクさんは、こんな感じです。
（※自主規制）

これでMMDのボーン操作の練習が格段にやりやすくなりました。
ヌードモデルだと、関節の動きが非常によくわかります。
移動させるのか、回転させるのかもわかりやすくなります。

ミクさんには申し訳ない感じもしますが、私のお勉強のために一肌脱いでもらうことにします。

モデルさんの関節は人間ではありえない方向や角度でも動いちゃうので、ボーンの動かし方のお勉強はちょっと苦労してます。

MMDの練習もしたいけど、もうちょっとでシーズン・インしちゃうんで、春まであまり進捗はないかもしれません。

細く、長くやります。