2010年8月9日月曜日

プロリンクの黒い液漏れ修理。

サロモンのちょっと古めの板には『プロリンク』と呼ばれる振動吸収機構が搭載されています。
このプロリンクの、とくに初期モデルですが、経年劣化によって、プロリンクの中からヴィスコエラスチック(接着部分の素材)が溶けて漏れ出てきます。
最初は、うっすらとにじむ程度なのですが、一度漏れだすと、ひと夏ごとにどんどん漏れてきて、とんでもない状態になります。これに手とか、服とか触ろうものなら、べっとりと洗剤で洗っても取れないほど強烈な黒いベトベトがついてしまいます。ちょうど肩に担ぐときに肩に当たるところなので、担ぐこともできなくなるので、板の持ち運びも非常に不便。

どんな状態になるのかというと・・・




板を立て置きすると、地球に引っ張られてどんどん垂れていきます・・・

年々漏れだす量が増えていきます。

お股からもどんどん漏れてきて、もうこうなってくると危険な状態です・・・
今年も暑い季節がやってきて、さらに酷い状態になってしまいました。プロリンクのアームのお股の所なんかはもうベチョベチョです(^_^;)
すでに、数年前からこの症状が出てきてしまっていたので、修理を依頼しようとしていたのですが、人(ショップ)によっては『修理は不可能だから、我慢するしかないよ』的な事を言われる一方、ベタベタを取ることが可能である旨の発言をどこかで聞いたことがあり、いったいどっちなんだよ感があったので、直接サロモンに問い合わせてみました。
すると、以下のような回答を頂きました。

ヴィスコエラスチックの洗浄作業が可能です。
洗浄作業をご依頼の際には、お近くの販売店様へご依頼いただくか、サービスセンターへ直接お送りいただきますようお願い申し上げます。
料金
02/03以前のモデル・・・有償修理(¥5250-)
03/04以降のモデル・・・無償修理
納期
3週間程度
※プロリンク本体パーツに破損がある場合には修理不可能になります。
http://www.salomon.co.jp/ski/#/faq/Show/385.html他より引用)

修理ではなく、『洗浄作業』という言い方をしているのですね。
ベタベタを取って綺麗にするのですから、洗浄で正解ですね。
比較的新し目のモデルだと無料だという事は、軽い『欠陥』なのかな?
メーカーとしても、ちょっと責任感じてます、という感じなのでしょうか。
私の場合は、01年モデルなので、有料です(泣)。直送せずに、近くのスポーツ店に持ち込みました。(取扱店はサロモンのWebで確認できます)
直接送ってもよかったのですが、梱包とか発送の手間が面倒だったのと、万が一、何かトラぶった時にはショップ経由の方が何かと話がまとまりやすいかな、という気持ちがあったからです。
その店では、修理代のほかに、いわゆる『送料』と『手数料』として、税込み1,000円ということでした。GS板を送るのにはそれなりに送料が掛かるので、1,000円ならまあいいかな、ということでお願いしました。
真夏で、サービスセンターも空いていたのかどうか、1週間ですっかり綺麗になって帰ってきました。大満足。
作業代金的には微妙な価格設定ですが、これだけ綺麗になっていれば、私としては払う価値あり、でした。

スッキリ!

さっぱり!

お股も綺麗になりました!
近くに販売店がない人などは、下記のサロモンサービスセンターに直接送っても洗浄作業をしてもらえます。
サービスセンターへ直接送る場合、修理代金の支払い方法は佐川急便の代金引換での発送となるそうです。
サロモンサービスセンター
〒340-0835 埼玉県八潮市浮塚234-3 tel:048-997-4501
古い板をもうちょっと使いたい人には、お勧めです!